ゼクス第10弾「真紅の戦乙女」のプロローグ(剣淵相馬Ver.)が公開!

剣淵相馬

2014年10月23日に発売となる待望の「ゼクス」のナンバリングタイトル最新弾

ゼクス第10弾 真紅の戦乙女のプロローグ(剣淵相馬Ver.)

ゼクス公式サイトにて公開されました!

剣淵相馬は憤慨していた。

「優鉢羅(ウッパラカ)や阿那婆達多(アナヴァタプタ)は北海道を奪還しようと躍起になってるのに、 八大龍王の男どもはどいつもこいつも! 無関係じゃねえだろ! なんで協力しねえんだ!」
「ムカつくゾ!」
「娑伽羅(サーガラ)の親父について尋ねた時も、興味なさげだしよ。アイツら人間じゃねえ!」
「人間じゃねえ!」

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人間離れした人間・相馬が、人間ではないゼクスたちの悪態をついている。
パートナーゼクスのフィーユもまた、相馬の怒りに同調した。

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「……ところで、なあ、フィーユ。
人間の女みてえな、しゃべるプラセクトって知ってるか?」
「そんな虫まで集めたいのか? 趣味悪いゾ、ソーマ!」

問いかけの趣旨を曲解したフィーユが、髪の毛と尻尾を逆立て、嫌悪感を表す。

「ちげえよ! 人型なんて、虫取りの範疇超えてるだろ!
……徳叉迦(タクシャカ)がそんな感じのヤツと、一緒にいたらしいんだよ」
「それならアタシはこの前、難陀(ナンダ)が赤の世界のゼクスやゼクス使いと一緒にいるの見たな」
「何だと?」

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自身が聞き回って集めた情報と、不意にフィーユからもたらされた情報。
相馬は神妙な顔つきで、呟くように調査結果を再確認する。

「難陀や徳叉迦の怪しげな動き、
そして、何者かに殺された娑伽羅の親父と険悪だったっつー摩那斯(マナスヴィン)
やっぱりあいつら、3人そろって何か隠してやがるな。だが、何をだ?」

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相馬は考えた。
相馬は一生懸命考えた。
相馬はかつてないくらい考えた。

相馬は過ぎたことを思い悩まない、サッパリした性格である。
従って、事件の推理などできるはずもない。
思慮深い表情はすぐに消え失せた。

「だあああ! 分かるか! オレは探偵じゃねえんだよ! 行くぞ、フィーユ!」
「どこへだ?」
「イマイチ気乗りしねえが、ほかに当てもねえ。一度顔を拝んでみようぜ」
「誰の顔だ?」
「甲虫女王ヘルソーン。しゃべるプラセクトだ!」

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